相続手続きはきちんと行いましょう
昨年から、相続登記が義務化されています。
これは、現在、社会問題の一つとなっている所有者不明土地の解消のための制度です。
例えば、父が亡くなり、相続手続きをしようと思って自宅の登記を取ってみたところ、どうやら曾祖父(ひいおじいちゃん)の代のまま、相続登記がなされずに現在に至っているという場合があります。
今私が担当している案件でも、まさにそのような状況にある方がいらっしゃいます。
相続登記を行うためには、曾祖父からの戸籍を集めて持分を確認し、そのうえで相続手続きを進めていかなければなりません。
相続が枝分かれしていくと、それだけ取得しなければならない戸籍も増えていきます。
ただ、このようなケースでは、相続手続きをしておこうと思っていただける相続人がいるので、弁護士として動いていくことができます。
埼玉県内でも、いわゆる田舎道を車で走っていると、この家は相続手続きをきちんとやっているのだろうか、所有者不明の不動産になっていないだろうか…、と心配になる不動産もあります。
戸籍の収集などの相続手続きは、地道なものであり、大変なものでもあります。
ですが、故人や先祖への、現在を生きる相続人による法律面からの見送りとして、とても大事なことだと思います。
相続手続きは、きちんと行いましょう。
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